じんましんの治療
原因不明のじんましんの時でも、専門医と相談して抗ヒスタミン剤を使用することになります。
■抗ヒスタミン薬とは
抗ヒスタミン薬とは、じんましんの原因物質、ヒスタミンを出しにくくします。そして血管に行き届かないように、出てきたヒスタミンも抑止する薬です。
ヒスタミンは血管を拡げて皮膚が赤くなります。
血管から水分がでてきて軽い腫れ、かゆみを伴い、じんましんが起こります。皮膚にアレルゲンが侵入した場合は、ヒスタミンが過剰に分泌します。そのため、じんましんの治療では抗ヒスタミン剤の注射や内服などが多くなります。
原因がわかるじんましんの治療は比較的簡単ですが、多くのじんましんの特定が困難で認識しないままであることが現状です。
食べたり触ったりしたことで刺激を受け、何度も症状が出てしまう慢性じんましん。
慢性じんましんの治療も抗ヒスタミン剤の服用が主になります。慢性じんましんの治療は抗ヒスタミン剤で症状を抑え、その間に原因となる刺激を特定します。
急性じんましんは治療期間も短く済みますが、慢性じんましんは、数ヶ月から数年単位で、同じ治療法を続けることがあります。
治療の効果をアップさせるためには、抗ヒスタミン剤の治療だけでなく、日常生活の摂生に努めることも大切なことです。
治療に関しては生活リズムを急激に変えないこと。激しい運動でじんましんが発生する場合は、激しい運動を避けます。
皮膚の清潔を心掛け、じんましんの部分はかかずに、薬でかゆみを抑えるようにします。
専門医に指示された投薬療法にきちんと従って下さい。
急なじんましんの手当てについて。
じんましんは猛烈なかゆみと発疹を伴います。これをかいてしまうと症状も悪化するので、氷などで患部を冷やして下さい。
かゆみは楽になります。そして症状が落ち着くかどうか経過をみます。そのまま改善するようでしたら、放置しても大丈夫です。
じんましんは市販の薬の塗布でも改善効果が見られることもあります。
しかしじんましんのタイプによっては、冷やしてはいけないタイプの寒冷じんましんもあります。
症状がひかない場合は、他の病気の可能性も視野に入れ病院へ行くことをお勧めします。
アレルギー性じんましんの治療は、脱感作療法という治療があります。(アレルゲンが特定しているじんましんの治療)
この脱感作療法とは、アレルゲンを皮膚内に少量ずつ注射する方法です。アレルギー反応を和らげていくことになります。
他にもアレルギー体質を改善する方法で、温冷交代浴があります。(サウナと冷水を交互に繰り返し、神経に刺激を与える方法)
そして体質改善食事療法は、豊富な栄養素の玄米食を摂る方法です。
じんましん治療は、対処法が明確に異なるわけではなく、逆に必ず治るというわけでもありません。
いろいろな方法を試してみる必要もあります。
じんましんの症状によっては完治しないケースもあります。
この場合は、上手に症状と付き合っていくことが大切なこととなります。
早くじんましんを直すためにも、専門医に相談し、薬で治療を続け生活習慣に気を配ることが大切と言えるでしょう。
出産後のじんましんの発症
産後のじんましんの原因は様々で、原因不明の場合も多いのが現状です。
じんましんとは、体調を崩した後や、精神的ストレス、過労、睡眠不足などでも症状が現れます。
産後に発症したじんましんの原因は、この理由が考えられるのではないでしょうか。体の免疫力、そして自浄能力が落ちたと考えられます。
産後のからだに起きるトラブルは、じんましんだけではありません。
出産直後から半年間、体に様々な症状がみられます。
一つは、目の疲れです。視力が低下、かすみ目などになることがあります。
とくに母乳育児の場合、腎臓は体外に出す物と、体内に循環させる物を分ける働きをします。これは産まれたばかりの赤ちゃんに、毒素がいかないように腎臓がフル回転するのです。
目と腎臓はつながっています。
夜間の授乳、睡眠不足、出産による疲労などが重り、目の疲れとして表れます。これは一時的なものなので、疲労が回復することで、元に戻ります。
次に、抜け毛です。
産後半年くらいから、前頭部の抜け毛が出てきます。しかし抜け毛も一時的なもので、1年くらいで元に戻ります
赤ちゃんの成長と共に、出母乳の質も変わります。赤ちゃんの歯が生える頃、お母さんの体も一段落し、リセットするように髪も抜けます。
そして産後は、便秘や痔にも悩まされます。
母乳に水分をとられることで、便秘になることが多く、授乳中はのどが渇きます。
水分補給をこまめにするようにしましょう。またいきみが多かったお産は、痔になることがあります。
他に、産後のうつ症状、乳腺炎にもなりやすくなります。
ホルモンのバランスが急激に変化し、環境の変化によるストレスが生じやすく、抑うつ状態を引き起こす原因とされています。
乳腺炎は、産後の母乳のトラブルで起きます。
頭痛、貧血、肩こり、腰痛、肌荒れ、腱鞘炎、尿漏れ、そしてじんましんなど、産後は様々な症状が起こりますが、まずは体をゆっくり休めて、ストレスをためないようにリラックスすることが大切です。
色素性蕁麻疹(じんましん)の症状
色素性蕁麻疹(しきそせいじんましん)とは、褐色調の色素斑です。
擦ると皮膚は赤くみみず腫れを起こし痒さを伴います。
色素性蕁麻疹(しきそせいじんましん)の治療は、幼児型の場合、成年までに治癒する場合が多くなります。
成人型は難治性になります。原因は不明ですが、虫刺さされのアレルギー、母斑説、腫瘍の一つ、薬剤アレルギー、新陳代謝障害説などがあります色素性蕁麻疹(しきそせいじんましん)が出来る場所は、主に頚部、胸部、背部、腹部で、爪甲大までの結節(しこり)や褐色斑が多発します。特徴は、急にかゆみが発生し膨疹(みみずばれ)ができます。また、骨の異常やリンパ腺の腫れ、肝臓、脾臓の腫れを伴うことがあります。
摩擦や入浴をしたことで、膨疹、悪心、かゆみ、嘔吐、呼吸困難、頭痛、腹痛、けいれん、意識喪失、ショック症状などが現れることがあるので注意が必要です。
普通のじんましんと違うところは、色素性蕁麻疹(しきそせいじんましん)は決まった場所で繰り返します。
症状も個人差があり、全身に数個の症状の人もいれば、無数に存在する人もいます。
診断確定には生検が必要です。生検とは、皮膚を一部切除して病理検査をすることを言います。治療は普通のじんましんと同じ治療になります。 専門の皮膚科できちんとした治療を受け、自分の症状を知り、じんましんを治して行くことが大切です。
じんましんの本
そこでじんましんの書籍について紹介したいと思います。
■書籍名 ファーマナビゲーターアレルギーシリーズ アレルギー性皮膚疾患編
■出版社名 メディカルレビュー社
この本には、アトピー性皮膚炎、アレルギー性接触皮膚炎、アレルギー性光線過敏症、じんましん、薬疹、皮膚血管炎、多形滲出性紅斑
などについて書かれた本です。
■書籍名
皮膚の病気を確実に治す
■出版社名 保健同人社
この本には、皮膚病の基礎知識、皮膚科の受診と検査、治療の原則、皮膚科のくすりの使用法と保管、皮膚科で使われるくすりとその副作用、湿疹、おもな皮膚病とくすり、アトピー性皮膚炎、じんましんなどについて書かれた本になります。
■書籍名
皮膚の医学 肌荒れからアトピー性皮膚炎まで
■出版社名
中央公論新社
この本は第1章から第9章まで、様々な皮膚の詳しい説明がされています。第1章は防御器官としての皮膚について。
第2章は、肌荒れと肌のおとろえ(美的器官としての皮膚)について。第3章は、皮膚の炎症、免疫、色素沈着―外敵防御の仕組みについて。このように第9章まで、詳しく書かれています。
■書籍名
ぜんそく・アレルギー退治百科 これだけは知っておきたい対策と治療
■出版社名
みずうみ書房
この本は、ぜんそくやアレルギー性鼻炎など、アレルギーを克服するノウハウが満載の一冊です。
アレルギーの科学や、ぜんそくとアレルギー、湿疹とじんましん、食物性アレルギー、花粉症とアレルギー性鼻炎、薬品アレルギーなど書かれています。
他にもたくさんのじんましんの書籍があります。図書館などで読んでみるのもいいかもしれませんね。
自分のじんましんの症状を知っておくことが最も大切なことです。
じんましんの合併症、血管神経性浮腫とは
じんましんの合併症には、血管神経性浮腫が挙げられます。
血管神経性浮腫とは、皮下組織、皮膚の真皮深層、粘膜下組織に生ずるむくみです。
クインケ浮腫とも言われ、じんましんと合併して出現することが多いとされています。
血管神経性浮腫は発生頻度の高い症状で、じんましん患者の半数近くにみられると言われています。年齢は男性、女性の30??40代に多いと言われ、気道に生じた場合、生命に危険を及ぼす呼吸困難になることもあります。
血管神経性浮腫の主な症状は、まぶたや唇などに、直径数センチのむくみがふいに現れます。
数時間から、長くても3日ほどでむくみは消えますが、血管神経性浮腫は再発を繰り返します。
通常はかゆみや痛みなどはなく、表面には張りがあり、押さえても引っ込まず、数は1度に数個程度です。
むくみの出る場所は、胃や喉の粘膜がむくむこともあり一定ではありません。
胃の場合は、腹痛や嘔吐、下痢などを起こすことがあります。
のどの場合は呼吸困難を起こすことがあり危険です。
原因は、なぜ起こるのか、詳しいことはわかっていませんが、血管神経の異常が原因とされています。
治療法は、変調療法といって、自律神経の働きが関与している場合、自律神経を調整する治療を行います。
減感作療法は、アレルギーが関与していると思われる場合に行い、アレルギーの元になっているものに、からだを少しずつ慣らしていく治療法です。
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